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競馬や競輪、競艇など、レース競技は様々で、見どころも多岐にわたります。駆け引きや、マシンの調子、操縦者の調子、天候など、いろんな要素が考えられる中、やはり何と言ってもそのスピード感はレース競技の一番の見どころだと言えるのではないでしょうか。接戦でも、大差の勝利でも、見ている者からすると、そのスピード感は非日常そのもの。ギャンブルとしての要素はもちろん、このような迫力あるレースを見られることは、大きな楽しみと言えるでしょう。
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そんなレース競技の中で、特にスピード感が高いのが、オートレースです。時速はなんと150kmにも及び、これは、競馬や競輪の速度の二倍にも及びます。ほんのわずかでも軽量化を図るために、計器(メーター)やブレーキはついておらず、操縦者はシビアな運転技術を求められることになります。計器がついていないという事は、速度は体感で感じ取らなければならず、ブレーキが使えないという制限のある中において、更には他者との競り合いの中で、寸分の狂いのない運転技術が求められる、というのは、オートレースの奥深い魅力の一つにほかなりません。