ソーシャルゲームの収益を左右する要素が課金システムです。
この課金システムは、様々な方法が考案されており、課金することでソーシャルゲーム本来の魅力を楽しめるようになっています。
そこで今回は主な課金システムのタイプを紹介し、国別にみられる課金システムの傾向を解説しましょう。
代表的な4種類のソーシャルゲーム課金システム
ソーシャルゲームの課金システムとして代表的な4種類を紹介します。
- ファッションアイテム
- スタミナ回復アイテム
- ガチャを引くアイテム
- ゲームを継続するためのシステム
まず、ファッションアイテムとしてアバターやキャラクターの姿を変えるアイテムが挙げられます。
光輝く鎧や美しいドレス、対照的に受けを狙うアイテムや人気キャラクターとのコラボアイテムのようなものがそれに当たります。
ゲームの成績などに左右されないものの、コミュニケーションをとるのが円滑になったり、ゲームに愛着を湧かせるための課金システムと言えます。
スタミナ回復アイテムも課金システムとして、よく用いられます。
何かのアクションをするたびに体力が消耗していき、回復するのに24時間かかるといったシステムを設置します。
その一方で、スタミナ回復アイテムに課金することですぐに回復してゲームを再開できるといった仕組みです。
ガチャを引くアイテムも定番の課金システムです。
特に射幸心をあおる要素もあるので、多くのユーザーがどんどん課金するといったケースもあります。
当たりのアイテムやキャラクターが出る確率を調整して課金額を上げるといった工夫もできるシステムです。
ゲームを継続するためのシステムも課金システムとして利用されています。
無料でできるのはここまでという制限を加えて、それ以上楽しみたい場合は課金するというシステムです。
関連して、広告掲載しているソーシャルゲームの場合、広告を一定期間消すといった方法の課金もあります。
このように様々な工夫で課金システムを運用しているのです。
国別にみる課金システムの傾向
先ほど紹介した課金システムは、国によって用いられる傾向が異なります。
ここでは、大きな市場となっているアメリカ、中国、そして日本の傾向を見ていきましょう。
まず、アメリカはプレイが有利になる課金が多い傾向です。
たとえば、他のユーザーを倒しやすくするための攻撃力の高いアイテムへの課金や勝負が有利に働く様々な要素に対して課金します。
中国では、VIPシステムがよく用いられます。
これはプレイの快適さ、たとえば広告が出ない、育成スピードが加速するなどのシステムです。
課金したユーザー程様々な優遇が行われます。
日本は、実感もあるようにガチャシステムです。
何が出るか分からないドキドキ感にお金を払います。
このようにグローバルな視点で見ると課金システムの傾向も異なるのです。