公営ギャンブルの中でも高い頭脳戦や駆け引きが繰り広げられやすい競輪

公営ギャンブルの中でも高い頭脳戦や駆け引きが繰り広げられやすい競輪

競輪は、自転車を使用した公営ギャンブルのスポーツで、7人あるいは9人の選手がひとつのレースに出場します。基本的には個人戦で、出場者全員が1着を目指します。けれど序盤や中盤では、選手同士がチームを組むことがあります。

なぜチームを組むのかというと、空気抵抗への対策のためです。競輪の選手は時速60キロ程度のスピードで走るので、空気抵抗も大きいです。そのためラインという2から3人程度のチームを組んで、先頭の人が空気抵抗をカバーします。

師匠と弟子の関係

ラインは、同じ地域出身であったり、師匠と弟子の関係など、色々な理由で組まれます。

そうしてチーム戦をしながら、ラストスパートになったら個人戦に切り替わります。ラインの先頭の人は、空気抵抗の影響をしっかり受けますが、その分自分のペースを維持しやすいです。後ろを走る人は、空気抵抗が少ないので体力を温存できます。その違いがある上に、選手個人の思惑やラインごとの戦略も関係してくるため、とても戦略性が高いです。

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