うしおととらの壮大なストーリーで垣間見た名シーンと感動の瞬間とは

妖(あやかし)を討つ獣の槍を手にした蒼月 潮（うしお）が妖怪「とら」とともに繰り広げられた壮大なストーリーで社会現象にもなった、うしおととらは、今も根強いファンがいます。
その理由は、名シーンや感動の瞬間が多くの読者を惹きつけてきたからです。
今回は、その中でも気になる名シーンを一つ紹介しましょう。

うしおととらの名シーン：とらの最期

宿敵、白面の者を倒した後、とらが果ててしまうシーンが名シーンとして知られています。
物語の中で主人公の潮を「いつか喰ってやる」と言った、とらがその最期でうしおを喰うことなく「もう喰った、ハラいっぱいだ」といって消滅したのです。
実は潮と過ごした中で、多くの大切なものを「喰う」（学ぶ）ことで、とらは満ち足りることができました。
主人公の一人がいなくなってしまうシーンは、多くの漫画で感動的でしたが、複雑な関係にあった両者の別れは、より重いものに映ったはずです。
大人になって再び読み返すと、このシーンは、より深いものに感じられるでしょう。