違法賭博問題が世間を賑わせたのは記憶に新しいですが、同時にスポーツベッティングも俎上に挙げられたことをご存じの方も多いかと思います。
しかし単純な疑問として、一見スポーツベッティングに見えるtotoはなぜ違法ではないのか?と浮かんで来る人もいるでしょう。
まず、日本では賭博行為そのものが刑法185~187条で禁止されています。
ただし、そこには特例が存在し、いわゆる競馬や競輪などの公営競技と呼ばれるものは特別法が根拠となって適法として扱われているのです。

これは、国や自治体などが主体となって運営しているので、金銭が不明瞭に動くことはない(いわゆる八百長のリスクが限りなく少ない)という信頼の上に成り立っているものとされています。
totoに関しても同様で、やっていることはスポーツベッティングと変わりませんが、「スポーツ振興投票の実施等に関する法律」というものを根拠として、その存在が許されているのです。
以上がtotoが適法として扱われている理由ですが、違法行為の中に特例を作るという歪な今の形に疑問を抱えている方も多く、根本的に納得できる日が来るのは難しいかもしれません。