ビットコインは長期的に価格が上昇する傾向が続いていて、2021年11月8日には1BTCで約776万円という最高値を更新しました。
その後乱高下を繰り返し、約220万円程度まで落ち込みますが、2023年6月末には再び1BTC=400万円を超える相場を取り戻しています。
なぜここまで価格が上昇したのかと言えば、不安定な世界情勢の影響を否定できなくなっています。
今後もビットコインの価格は上昇するのか、判断のポイントと現状をまとめました。
社会が不安定になるとビットコインの価値が上がりやすくなる
社会情勢が不安定になるとビットコインの価値が上がるということは、過去にも言われてきました。
大国の政情不安やテロ、戦争などの情報が流れると、それに応えるようにビットコインの価値が上がることは珍しくなかったからです。
ポイントになるのが、ビットコインはどの国であっても価値が共通ということです。
例えば、自分の国の政治情勢が不安定になり、手持ちの現金など、お金の価値がなくなってしまうかもしれないとします。
株や土地などの資産も同様で、価値が低くなる可能性が高いのであれば別な資産に変えた方が良いというのが自然な流れです。
ビットコインは特定の国の政府が発行しているわけではなく、その仕組みやネットワークに価値を感じた人が購入するものです。
仮想通貨取引所に口座を作れば手軽に購入することも可能で、資産を分散し、リスクを減らす上で使いやすくなっています。
ビットコインは世界情勢が不安定になるほど、お金が流れこむ傾向があるのです。
2021年11月の最高値更新と、現状高値水準は、そうした社会情勢の影響を受けているのです。
ビットコインは今買うべきなのか?
ビットコイン価格は上昇局面にありますが、今ビットコインを購入した方がプラスになるのでしょうか。
考えなければならいのは、価格が上がるとはだれも断定できないことです。
世界情勢が安定の兆しを見せたり、より効率が良い資産の逃がし先などが見つかれば、一気に相場が下落する可能性もあります。
一方で、経済的に余裕がある、あるいは現状保有する資産に不安がある場合は、一部をビットコインに変えるのも選択肢です。
例えば、貯金の一部を毎年株主に分配金がある銀行株に変え、一部をビットコインに投資するといった方法があります。
こちらであれば、株主としての利益と、ビットコインの値上がりを待つことを同時に行えます。
資産は余裕のある範囲で分散し、より価値が高まる方を目指した方が、プラスになる可能性を待つことが出来ます。
少額ずつ積み立てるビットコイン投資などもあるため、選択肢に入れるのも方法です。
あくまで余裕があるかどうかとメリットがあるかを考えて
ビットコインは必ず価値が上がるとは言えませんが、長期的には価値が上昇する傾向があります。
保険的に少額投資をするのも方法で、資産構築の選択肢になりつつあるのです。