賭ケグルイは様々なオリジナルギャンブルが出てくるのが特徴で、イカサマが含まれているものも珍しくありません。
イカサマに気づけるかどうか、どう状況をひっくり返すかが、ギャンブルマンガの見せ場となるケースも多いからです。
賭ケグルイもイカサマをめぐる駆け引きが見どころの一つとなっていて、命を賭けたり、自分がペット扱いされるという瀬戸際の勝負になるから面白味が増しているのです。
独自のギャンブルでルール自体に落とし穴があるケースも多いのが賭ケグルイ
賭ケグルイは独自のギャンブルや、既存のゲームにアレンジしたもので勝敗が決まるようになっています。
神経衰弱やポーカーに変則ルールを加えたものも存在し、ルール自体に落とし穴はないか、イカサマなどの仕込みはないかを考えることも重要になっています。
夢子は基本的に挑戦者側であり、権力者相手にギャンブルを挑む関係上、ゲームやルールは相手にゆだねられることが多いからです。
問題は、相手がイカサマをしていることが分かっても、どのようにイカサマが成立しているのか証明することまで考えなければいけない点です。
賭けのルールを作った相手がルールの落とし穴を作っていればなおさら攻略は難しく、頭脳戦・心理戦でいかに相手を切り崩し、見破り、暴露していくか、イカサマを逆手にとって攻略するかも見どころとなっています。
1対1に見えても油断がならないのが賭ケグルイ
ギャンブルマンガは賭ケグルイ以前にも様々あり、独自のイカサマやルール作りで読者の要素を裏切った作品も珍しくありません。
例えば、一見1対1で、純粋な運勝負に見える対決でも油断はできません。
ギャラリーに相手側の協力者がいる可能性などもあり、それがイカサマの種であればどういった内容かまで見破る必要があるからです。
また、協力してのゲームを求められた場合、協力者の力量や、裏切る要素なども考慮する必要があります。
夢子が協力者を求める場合の基準や、不利な状況をひっくり返してしまうのか、それとも実際に負けてひどい目にあうのかも含め、賭ケグルイの魅力となっています。
主人公が絶対に勝つとは限らないから面白い
賭ケグルイは主人公が絶対に勝つとは限らないマンガです。
敗北するのがいつなのか、なぜ敗北するかの言及は避けますが、そこで終わらないから主人公であり、連載が続いている状態です。
イカサマを見破るのか、ハマって負けるのか、負けたとして意図して負けたのか、意図せず負けたのかも含め、考える余地が多いからこそ面白いという人もいます。
読者の想像を裏切るような何かを持っているのが夢子の魅力であり、その先が気になるからこそファンも多いのです。