パチンコのルーツには諸説ありますが、大正時代に欧米から輸入されたゲーム機コリントゲームやバガテルが原点という説が以前は有力でした。ただ、コリントゲームやバガテルとは違い、現在のパチンコと同様に縦型のゲーム機が同じ時代に欧州各地に存在したことがわかったため、そちらをパチンコのルーツとする考えが近年主流となりつつあります。
そして、これらゲーム機を日本国内の露天商が縁日などに置いたのが、パチンコ産業誕生のきっかけとなったと言われています。昭和に入ると一銭銅貨をはじくタイプの遊技機が流行るも、皇室の御紋が入っている点が問題視され禁止令が出ると、玉を直接入れるゲーム機に変身を遂げました。その後、戦争により一時その姿を消すも、戦後以前使われていた機会を改造して営業を開始。昭和20年代半ばにはパチンコの神様と呼ばれる正村竹一氏が現在のパチンコの基礎となる釘配列「正村ゲージ」を考案し、一気にブームを加速させ今に至ります。