カイジは、自堕落な生活を送ってきた主人公カイジ(伊藤開司)が、その性格から様々なトラブルに遭いつつも、生きる道を切り開いていく物語です。
多くの人々が死んだり、大けがを負ったり極限の状態で戦う勝負には作中、多くの名言が生まれました。
その中でも特に気になる名言を主要キャラのカイジ、利根川幸雄を中心にピックアップしましょう。
カイジの名言
カイジは、主人公だけに多くの名言を生み出しました。
「耳を傾けるべきは 他人の御託じゃなくて 自分……オレ自身の声 信じるべきは オレの力……!」
カイジが叫んだ、自身のスタイル、生き方についての名言です。
カイジに限らず多くの人々にいえる言葉ではないでしょうか。
「やらなくてどうするっ……! 勝つ為に生きなくて どうするっ……!!」
コミック10巻に出てきた名言です。
二の足を踏んでいるような状態で足がすくんでいる時、この言葉が響きます。
「負けを受け入れることが……敗者の誇り……オレは……負けをぼかさないっ……!」
コミック13巻の名言で、カイジが敗北した時、それを潔く認めたことです。
勝負に対するカイジの真摯さが伝わる名言ではないでしょうか。
「前向きのバカならまだ可能性はあるが…後ろ向きのバカは可能性すらゼロ…!」
3巻に出てくる名言です。
バカというネガティブな言葉にもさらにネガティブ、ポジティブな意味があるという言葉の深さを教えてくれます。
ネットの名台詞ランキングにランキングしている多くの方が支持する言葉といえます。
ギャンブラーとして成長していくカイジらしい名言が多くあります。
利根川幸雄も多くの名言を残す
カイジのヒール役として多くの場面に登場した帝愛グループの最高幹部の利根川幸雄も多くの名言を残しています。
スピンオフ作品もあることから、その存在はカイジの中でも群を抜いているといえるでしょう。
「一生迷ってろ そして失い続けるんだ 貴重な機会(チャンス)を」
優柔不断の方にグサッとくる名言です。
利根川のセリフは人間の弱みを突くような言葉が少なくありません。
「大人は質問に答えたりしない それが基本だ」
質問を飛ばす多重債務者たちに告げた名言です。
言い換えれば、人に聞く甘えを持つなと読者に諭しているような言葉にも聞こえてしまいます。
「その定石という地点が最も浅はかなのだ…ギャンブルではっ…」
無難な戦略を取ろうとするカイジに対して言い放った名言です。
極限の勝負では定石とも言える無難な戦略が最も浅はかなものという意味の言葉であり、リスクを取れと促しているようにも感じられます。
利根川もスピンオフではとにかく人間関係や仕事に苦労しています。
ヒール役ではあるものの、実は本人が感じたことを参加者に諭しているのかもしれません。