犬夜叉シリーズでは、映画などの一部例外を除いて、ラスボスである奈落が関わっています。奈落は、巫女である桔梗に思いを寄せる人間の盗賊鬼蜘蛛が、数多くの妖怪を取り込んで生まれた半妖です。人と妖怪のハーフである犬夜叉とは、桔梗が好きであることと、半妖であることが共通しています。そして奈落は四魂の玉を完成させることを目指しているので、四魂の玉の欠片を集めている犬夜叉たちと度々衝突します。
奈落は非常に強力な妖怪であり、他の妖怪を操ったり、自分の分身として新しい妖怪を生み出すこともできます。さらに再生能力が高いため、簡単に命を落とすことはありません。その不死身が原因で、しぶとい敵としても有名です。犬夜叉の原作コミックスは全56巻ですが、その中で奈落が敗北して逃走したのは23回と非常に多いです。死なないからこそ23回も逃げることができるわけですが、23回は多すぎるということで、たくさんの漫画作品の中でも、逃げた回数が多いキャラとしてトップに挙げられることがよくあります。