今では見られない、アーケードゲームが育んだリアルな交流の時間

今では見られない、アーケードゲームが育んだリアルな交流の時間

今から10年~20年ほど前、アーケードゲームが盛んだった時代はゲームセンターはただの遊び場ではなく、人と人が自然に交流できる特別な空間でもありました。格闘ゲームの筐体越しの対戦、音楽ゲームでスコアを競い合ったり、知らない人とも言葉を交わすことが当たり前でした。
時には熱が入りすぎて、筐体越しににらみ合いが起こることも。そんな緊張感も含めて、アーケードゲームならではの“生の空気”がそこにはありました。

オンライン対戦

近年ではオンライン対戦やソーシャル機能の充実により物理的に集まる必要がなくなった一方で、偶然の出会いや生のリアクションといったアーケード特有の文化も失われつつあります。
ゲームセンターの閉店とともにアーケードゲームも衰退の一途をたどっている光景は少し物寂しさも感じられます。
あの頃、ゲームの先にあった「誰かとの時間」。それこそがアーケードゲーム最大の魅力だったのかもしれません。