『咲-Saki-』シリーズの中には、実は麻雀以外の要素を前面に押し出したスピンオフ作品も存在します。
その代表例が『染谷まこの雀荘メシ』と『咲-Saki- re:KING’S TILE DRAW』でしょう。
『染谷まこの雀荘メシ』は、清澄高校の部員・染谷まこを主人公にしたグルメ系スピンオフで、彼女の実家である雀荘「ループトップ」での日常や、訪れる客たちとの交流、そして提供される“飯テロ”級の料理が描かれています。
麻雀の対局シーンはほとんどなく、料理と人情がメインテーマとなっており、原作とは異なる温かみのある雰囲気が魅力です。
また『咲-Saki- re:KING’S TILE DRAW』は、清澄高校のキャラクターたちが性別を反転させたパラレルワールドを舞台にした作品です。
麻雀は登場しますが、性別が変わったことでキャラクターの関係性や日常の描写に焦点が当たり、原作とは異なる視点で楽しめます。
このように、『咲-Saki-』は麻雀を軸にしながらも、スピンオフではキャラクターの魅力や日常を掘り下げる多様なアプローチがなされており、ファンにとっては新たな一面を発見できる貴重な作品群となっています。
