今も根強い人気を誇るアクション漫画、うしおととらは主人公蒼月 潮(あおつき うしお)とともに主人公に匹敵する存在感を誇るキャラクターがいます。
それが「とら」です。
妖怪として描かれているとらですが、実は意外な正体があることも知られています。
今回は、そんなうしおととらのとらについて解説しましょう。
うしおととらの「とら」の正体は?実は人間だった?

うしおととらに登場するとらは、かつてシャガクシャと呼ばれたインドに住む人間でした。
2500年前、白面の者の依り代として生まれ、憎しみに満ちた生涯を歩んだ末、獣の槍の初代使い手となります。
やがて槍に魂を取り込まれた彼は、妖怪・字伏(あざふせ)、そしてとらへと変貌。
人間の記憶を失いながらも、白面の者への憎悪だけは深く残っていました。
しかし、うしお(潮)と出会い、彼と心を通わせていく中で、他の字伏と異なり、憎しみに飲まれることなく「とら」としての自我を貫き通します。
つまり、とらは元・人間であり、白面を生んだ存在であると同時に、それを討つ力を持つ宿命の戦士でもあったのです。
