普通の青年・梶はパチスロで偶然、謎めいた男・斑目貘と出会い、そこから物語は始まります。梶の助言をしてくれたことのお礼に梶の借金返済を手伝うことにして、彼によって梶は様々なギャンブル勝負に挑むことになっていきます。
この斑目貘こそ、「嘘食い」の異名を持つギャンブラーであり、二人は賭博組織倶楽部「賭郎」を介したギャンブルで激戦を繰り広げていきます。
ギャンブルそのものも魅力的ですが賭博組織倶楽部「賭郎」の存在も際立っており、負けたギャンブラーから負債を取り立てることが仕事の「立会人」、賭郎倶楽部で邪魔になる人物を始末する掃除人、賭郎の交渉人である外務卿などがいます。
立会人はギャンブラーごとに専属が決まっているので自分の立会人のギャンブラーが勝利していくことで立会人も組織の中での地位を高められるというシステムも面白いです。