アクション漫画として大ヒットを記録した犬夜叉は、週刊少年サンデーに連載された漫画だけでなく日本テレビ系列でアニメにもなっています。
さらに映画版も2001年から2004年にかけて4作公開されました。
今回は映画版の犬夜叉にフォーカスして全作品を公開年順に紹介していきましょう。
映画版犬夜叉第1作:犬夜叉 時代を越える想い(2001年)
四魂の玉の欠片を探す犬夜叉の前に、犬夜叉の父親に自分の父親を殺された瑪瑙丸(めのうまる)が現れます。
瑪瑙丸は大陸から元の大軍が日本に攻めてきたときに一緒に日本に渡ってきた大陸の妖怪軍団の首領であり、その実力は相当なものでした。
事実、犬夜叉も最初に対峙した際、その実力差によって重症を負わされてしまいます。
再び瑪瑙丸と対峙した際も、犬夜叉は継承の儀式に利用されてしまい瑪瑙丸はさらに力を付けるという絶望的な状況に追い詰められてしまいました。
しかし、かごめのはなった破魔の矢によって大逆転を見るというストーリーです。
映画版犬夜叉第2作:犬夜叉 鏡の中の夢幻城(2002年)
2作目は宿敵奈落を倒した後の犬夜叉をテーマにしたストーリーです。
奈落を倒したものの、その直後から満月が何日も続くという不思議な出来事が起こり、奈落の分身である神久夜(かぐや)が現れます。
犬夜叉の爆流破を吸収し、かごめの破魔の矢を跳ね返すなど、分身に相応しい実力を発揮して犬夜叉たちを圧倒しました。
彼女はかつて弥勒の祖父によって封印された妖怪でもあり、その封印を破って現れたのです。
そして、かごめの神通力に目を付けて彼女を鏡の中の夢幻城に連れ去り、犬夜叉たちはそれを追って夢幻城へと向かいます。
映画版犬夜叉第3作:犬夜叉 天下覇道の剣(2003年)
時はさかのぼり、犬夜叉が誕生した日からストーリーが始まります。
犬夜叉の父、犬の大将は、妻を救うため人間の武士である刹那猛丸と戦い、相討ちになります。
その戦いで使われ残された父の愛刀は、叢雲牙(そううんが) と呼ばれ、 一振りで100の亡者を呼び戻し、人が持てば殺戮を止められないという魔剣でした。
その危険を察知した刀々斎の手により骨喰いの井戸に放り込まれ処分されたものの、現代の日暮神社で発見されてしまいます。
叢雲牙の力によって犬夜叉と殺生丸との戦いへ発展していくのが本作です。
映画版犬夜叉第4作:犬夜叉 紅蓮の蓬莱島(2004年)
犬夜叉は、半妖の少女に仲間を助けて欲しいと頼まれ、蓬莱島を舞台に島を襲った4人の妖怪、四闘神(しとうしん)との戦いに進んでいきます。
この蓬莱島は犬夜叉が50年前に桔梗(ヒロインかごめの前世の人物)とともにいった不老不死の地でもあり、過去との因縁も絡んだストーリーへと発展する作品です。