戦後の間もない日本を舞台とした賭け麻雀の世界や、そんな中で懸命に生きる玄人たちの姿を描いているストーリーであり、麻雀の修行と取材をしていた小説家の色川武大をモデルとしています。まともな仕事などほぼない中で、主人公である哲也はこれが自分の生きる道と感じ賭け麻雀を繰り返していくストーリーです。
主人公の阿佐田哲也は少年の頃に博奕の打ち方を学び、戦後の混乱期の中、賭け麻雀に魅せられていき、やがて賭け麻雀を専門とする玄人を生業に選んで技を学んでいきます。
哲也は天性の運と、並外れている流れを読む力を使い打つタイプであり、握り込みと積み込みのイカサマ技のどちらも使う技術もあって、その場に合わせて相手の技を見破って利用するなど起点も働きます。
哲也のオヒキであるダンチはお調子者であり明るいタイプで、哲也のことを尊敬しています。過去に詐欺師であり玄人の根津夫婦に騙され、両親が破産して一家離散した過去を持っています。
