獣の槍を預かる蒼月紫暮が潮に退魔師としての英才教育をしなかった理由

獣の槍を預かる蒼月紫暮が潮に退魔師としての英才教育をしなかった理由

蒼月紫暮は光覇明宗でも指折りの実力を誇る法力を持った僧で、獣の槍を預かる一族の者です。若い頃から修行を重ね、自身のお役目について責任を感じていました。
にもかかわらず息子である潮は退魔技術はおろか妖怪に関する基礎知識すら知らないまま中学生になっています。
若い頃から厳しい修練を重ねたものの、それでも獣の槍の使い手になれなかった紫暮なら、息子にその夢を託したいと考えてもおかしくありません。なぜそうしなかったのか不思議に感じた人も多いでしょう。
その理由は紫暮の槍の操者に対する考え方があります。

息子

紫暮は外伝で「獣の槍に選ばれるなら血筋ではなく実力で!」と言っています。自分の息子に対しても一族の血を受け継いだからという理由だけで、槍の使い手になるよう強制的に修行させようとは考えなかったのでしょう。
もしかしたら息子が小さい頃から常識はずれな力を見せていたなら対応が違ったかもしれませんが、物語当初の潮は退魔の力を全く持っていません。
息子にその気が無く、実力を見せないなら、そのまま普通の子として育てようと考えていた可能性もあるでしょう。

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