うしおととらは、少年漫画を代表する大人気作品で、今でも根強い人気を誇っています。妖怪物の作品の中では、常に上位に食い込んでくる定番中の定番ともいえるでしょう。おっそろしい大妖怪のとらと、主人公うしおのきずなが深まっていく過程が本作の見どころの一つで、胸がアツくなる瞬間を随所に満喫することができます。
そんなうしおととらですが、ストーリーとは別の部分でそのセンスの良さを感じずにはいられません。それはタイトルです。
そう、うしおととらですが、初見では正直言って分かりづらいですよね。全てひらがななのでどこで区切っていいかが分かりづらく、まさか2人の名前をくっつけてあるなんて、想像がつきません。
ですが、一度それとわかるとその後はむしろ認識しやすくなり、唯一無二の存在へとなります。ひらがなを並べてある作品を見ると、無条件でうしおととらを真っ先に想像するようになるわけで、作者のセンスがうかがい知れる瞬間だったりします。