半妖である犬夜叉は、宿敵である奈落を倒すために、仲間と共に旅をしていきます。その仲間のひとりに、弥勒という法師がいます。弥勒の一族は、奈落によって、代々風穴を受け継ぐという呪いがかけられていました。弥勒の右手のひらにある風穴は、時間の経過と共に広がり、やがて弥勒自身を飲み込みます。その呪いを解くために、弥勒は犬夜叉たちと行動を共にします。
弥勒の風穴は、呪いであると同時に、開くことで大量の妖怪を吸い込める強力な武器でもあります。けれど使いすぎると穴が拡大して、弥勒が吸い込まれるまでの時間が短くなるという両刃の剣です。さらに奈落が放つ最猛勝という毒虫を風穴で吸い込むと、弥勒が毒に冒されてしまいます。なので強力な武器でありながら、無作為に使用されることはありませんでした。