競馬はどこからはじまった?世界の競馬の歴史についてくわしく解説

競馬はどこからはじまった?世界の競馬の歴史についてくわしく解説

競馬の歴史は、古代文明にまでさかのぼる壮大な物語です。
紀元前4500年頃、馬が家畜化されたことが競馬の起源とされ、古代エジプトやギリシャでは戦車競走が王族の名誉をかけた競技として行われていました。
ギリシャのオリンピックでは紀元前7世紀から騎乗競走や戦車競走が公式競技となり、ローマ帝国では巨大な競技場で数万人が熱狂する娯楽へと発展しました。
近代競馬の基盤が整ったのは17?18世紀のイギリスです王侯貴族が自らの馬の速さを競い合う中で、ルールや記録、賞金制度が整備され、サラブレッドという品種が誕生しました。

ジョッキークラブ

1750年にはジョッキークラブが設立され、競馬は「スポーツ」としての地位を確立します。
その後、競馬はイギリスの文化的影響とともに世界中へ広がりました。
アメリカではダートコース中心の短距離戦が主流となり、ケンタッキーダービーなどが巨大なショービジネスへと成長。
フランスやドイツでは芝コースでの戦術的な競馬が重視され、中東では王族主導の豪華な賞金レースが誕生しました。
日本では明治期に導入され、戦後はJRAによる制度整備とともに国民的イベントとなり、アニメやゲームとの融合も進んでいます。