パチンコが違法とされていない理由は三店方式というシステムが採られているから

パチンコが違法とされていない理由は三店方式というシステムが採られているから

日本では、競馬や競輪などの省庁が管轄するものを除き、現金を賭けて行うギャンブルは法律で認められていません。ところで、「パチンコ」も出玉を現金に交換できることからギャンブルのように思えますが、違法とはされていません。
風俗営業法では以下の行為が禁止されています。
・現金又は有価証券を賞品として提供する
・客に提供した賞品を買い取る
客に「景品」を渡すことは禁止されていませんが、実際にはパチンコ店の裏の交換所で景品を買い取ってもらっており、法律に抵触しているように思えます。
実は、パチンコ店が採用している以下の「三店方式」が違法とされない理由と言えます。

三店方式

1)パチンコ店は出玉を特殊景品と交換しており、現金や有価証券には交換していない。
2)利用者は特殊景品を交換所で買い取ってもらうが、交換所の設置業者とパチンコ店は別企業である。
3)景品買取業者が交換所から特殊景品を買い取り、景品買取業者がその特殊景品をパチンコ店に販売する。
三店方式はパチンコに関する法律やその他の法令で違反とされているわけではありません。また、景品買取業者や交換所が行っている行為は単なる経済的取引活動と見做されています。

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