競馬の中継などを聞いていると耳にする単位が「ハロン」です。
距離を示す言葉だということはなんとなくわかるものの、実際何メートルくらいの距離であり、なぜわざわざハロンという単位を使うのか気になる人もいるでしょう。
今回はそんな競馬の単位、ハロンについて解説します。
目次
ハロンは競馬の距離のこと
競馬のハロン(furlong)は1ハロン約200メートル(201.17メートル)の距離のことで、競馬場では残り距離で4、3、2と看板(ハロン棒)で表示されています。
よく競馬で差しや追い込みなどを仕掛ける2ハロン付近は約400メートルということになります。
ハロンといっても頭文字はfのため、2f、3fなどと表記されることもあるので知っておくと便利かもしれません。
なぜ、このような単位が使われるようになったかというと、競馬の発祥地イギリスから明治期に日本へ競馬を輸入した名残です。
なお、本国イギリスでも競馬以外では使用されておらず、1985年の計量法改正により公式な単位からは除外されています。
このように競馬独自の単位がハロンといっても過言ではありません。