公営競技として各地で行われている競馬には大きく分けて中央競馬と地方競馬があり、前者は日本中央競馬会、後者は各自治体が主催者となっています。はじめに中央競馬は運営母体の経営状態もあり、記念レースの賞金額が1億円を超えるほど規模が大きく、熾烈な試験に合格をした有名な騎手が多いといった特徴があります。競馬場にもよりますが、地方競馬の会場と比べて設備が新しいことや、地方競馬にはない壮観な芝コースなど観客を魅了するポイントが多いのも人気の理由と言えるでしょう。
また、レースが開催されるのは土日祝日がメインで、都市部の競馬場ではレースの合間に有名人を招いてのイベントや馬券の予想会もしばしば行われ、競馬ファンはもちろんビギナーやファミリーも楽しめるのも魅力です。
一方、地方競馬は中央競馬と比べて小規模でレースの注目度も低めですが、競馬場によっては平日のナイター開催もあり、地域の人が仕事終わりに行きつけの場所で観戦をすることが可能です。多くの地方競馬の競馬場は低予算での運営を強いられていますが、中央競馬との交流競走であるダートグレード競争をはじめ、時に地方競馬の馬や騎手が脚光を浴びることもあります。