
オートレースは、競馬、競輪、競艇と並ぶ公営競技の一つで、スピード感あふれるモータースポーツです。1周500メートルの楕円コースを、ブレーキのない専用バイクで駆け抜ける迫力は圧巻です。
選手たちは、最高時速150キロメートルという驚異的なスピードで6周を競い合います。レースは通常8台で行われ、直線では150キロ、コーナーでも90キロを超える速度で疾走します。この猛スピードと、ブレーキがないという特殊性が、オートレースならではのスリルを生み出しています。

競走車は、左回りのコース専用に開発された独特の形状をしています。左ハンドルが高く、エンジンは600cc。軽量化のため計器類やアクセサリーは一切なく、三角タイヤを装着しているのも特徴です。
現在、オートレースは全国5か所で開催されています。川口(埼玉県)、伊勢崎(群馬県)、浜松(静岡県)、山陽(山口県)、飯塚(福岡県)の各オートレース場で、熱戦が繰り広げられています。
スピード感溢れるレース展開と、独特の競走車、そして地域に根ざした運営。オートレースは、他の競技にはない魅力にあふれた、エキサイティングなスポーツなのです。