VTuberにとって「炎上」は、できれば避けたいもの。でも、実は“炎上＝完全に悪”とも言い切れない、不思議な面を持っています。もちろん、無神経な発言や失礼な態度が原因なら反省は必要です。ただ一方で、予期せぬ注目を集めてしまったことがきっかけで、ファンとの距離が縮まったり、考え方が深まったりするケースもあります。
たとえば、「自分の言葉がどう受け取られるか」を考えるようになったり、視野が広がったことで配信の雰囲気が良くなったVTuberもいます。
炎上は傷ではありますが、そこからの立て直し方で、その人の“中身”が見える瞬間にもなるのです。
もちろん、最初からトラブルを起こさないのが一番です。でも、今のネット社会では、どれだけ気をつけていても、すれ違いは起こります。だからこそ大事なのは、「何かあったとき、どう動くか」なのです。
VTuberは、ただのキャラクターではなく、人と人との関係を築く存在です。「炎上＝終わり」ではなく、「それをどう受け止めて前に進むか」が、活動の未来を決めるのです。
