動画変換(コンバーター)を利用したら動画の映像と音声があっていないという現象を体験するケースもあります。
再生のエラーだと思って再生ソフトやアプリなどを再起動させても結果が同じという経験をされた方もいるのではないでしょうか。
このような状態を音ズレといい、動画変換(コンバーター)で発生することも珍しくありません。
そこで今回は動画変換(コンバーター)で音ズレが発生する原因や修正方法を解説しましょう。
動画の音ズレが起こる原因
音ズレが起こる原因は次の3点が挙げられます。
・サンプリングレートの違う動画をつける
・フレームレート
・スペック不足
まず、サンプリングレートとは大まかに言えば音質のことです。
具体的には「1秒間に実行する標本化処理の回数」を表す値であり、この数字が大きいほど音質も良いことになります。
編集の段階でサンプリングレートが異なる動画同士をつなぎ合わせて高い方に合わせてしまうと、片方のパートの音の長さが不足して徐々にずれてしまうのです。
同様にフレームレートの異なる動画同士をつなぎ合わせると音ズレの原因になります。
フレームレートとは簡単に言えば画質のことで、これも異なるフレームレートによって途中からコマ数が少ない分音声が増えていくので音ズレが生じてしまうのです。
編集時や再生時のパソコンがスペック不足でも音ズレを起こすことがあります。
編集時では途中でパソコンのスペックが足りず処理が不十分になることで音ズレが生じます。
一方、再生時もスペックが低いと再生しきれず徐々に音ズレすることも珍しくありません。
主にこれらの原因によって音ズレが起こってしまうのです。
「1秒間に実行する標本化処理の回数」を表す値
動画変換(コンバーター)で発生した音ズレを原因から修正する方法
動画変換(コンバーター)では主にMP4動画の音ズレを経験する方が多いので、ここではMP4による音ズレの原因をもとから修正する方法を紹介します。
それは、音ズレを修正する変換ソフトです。
ネットでフリーのソフトが多くあるので、使いやすそうなものをダウンロードして修正を試みられます。
ソフトウェアが多いので慣れないうちは初心者向けのものを利用するのがおすすめです。
手順としてはまず、変換ソフトを使用し、音声を編集することで修正を行います。
主に「マスターオーディオ同期」などといった機能がついているので、その機能を使って補正することで修正可能です。
簡単に言えば、音ズレした動画を取り込んで修正し、動画変換(コンバーター)操作によって同じMP4形式の動画として使用できるようにします。