終戦後の日本を舞台に一人の青年が麻雀を通して成長していく物語

終戦後の日本を舞台に一人の青年が麻雀を通して成長していく物語

「哲也-雀聖と呼ばれた男」は、さいふうめいと星野泰視のコンビが麻雀を中心に勝負の世界を描いた人気漫画です。
週刊少年マガジンで連載が始まると大ヒットを記録し、平成12年には第24回講談社漫画賞を受賞しています。
「哲也-雀聖と呼ばれた男」には、個性的な勝負師が次々と登場します。
主人公の阿佐田哲也は勝負の世界に魅了され、終戦後の日本で米兵を相手に麻雀の腕を磨きます。
勝ち続けて意気揚々と新宿に移りますが、新宿は百戦錬磨の玄人が集まる巣窟です。
新宿で戦ってプロの厳しさを知った哲也は、房州に弟子入りします。

房州

房州は玄人の間で知らぬ者がいないほどの人物で、哲也に勝負の世界の恐ろしさを教えてくれます。
哲也の相棒ダンチは、両親が経営していたジャズ喫茶を麻雀による借金で奪われた過去を持ちます。
哲也からの信頼は厚く、コンビ打ちの際には哲也のサポート役を務めます。
印南善一は哲也の昔からの友人で、ライバルでもあります。
結核を患っている上に薬物を使って集中力を高めるため、死神と呼ばれる異様な姿になってしまいます。
物語の中盤に登場するドサ健は、映画「麻雀放浪記」でも知られるドサ健がモデルです。

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