哲也という作品にはまず主人公の哲也がいます。
哲也は戦後間もない日本で貧しい世の中でも自分の麻雀の腕で稼いで生き抜いている人物です。
自分のギャンブルの運に絶対の自信を持っていて、その運でのし上がっていこうと考えていました。
ですが、ある日房州という玄人に出会って哲也の運命は大きく変わっていきます。
房州は哲也の打つ麻雀は昼間の麻雀でしかないと言って哲也がこの世界で生き残っていくのは無理だと言い放ちます。
そして、哲也と房州は麻雀の対決をして哲也は房州に屈辱的な負け方をしてしまいます。
哲也は房州が言う玄人の世界に入ろうと彼に指導を仰ぎます。
そして、彼は玄人たちがはびこる世界に入っていってその洗礼を受けることになります。
玄人の打つ麻雀は哲也が思っていたような運があるかないかの世界で勝負するのではなく、イカサマをいかに駆使して相手にバレないように勝つかという世界だったのです。
