
大阪の夢洲(ゆめしま)に計画されている日本初の統合型リゾート(IR)が、いよいよ現実味を帯びてきました。2024年夏頃から準備工事が始まり、2030年秋頃の開業を目指して着々と準備が進んでいます。
大阪IRは、カジノだけでなく、国際会議場、展示場、ホテル、エンターテイメント施設など、多彩な機能を備えた複合施設となる予定です。「結びの水都」をコンセプトに、総延床面積約77万平方メートルという壮大な規模で計画されています。
経済効果も期待されており、初期投資額は約1兆800億円、年間売上高は約5200億円を見込んでいます。

さらに、年間来訪者数約2000万人、近畿圏での新規雇用約9.3万人という目標も掲げられています。
一方で、ギャンブル依存症対策にも注力しています。最新技術を活用した入場管理システムの導入や、日本人の入場回数制限など、様々な対策が計画されています。
大阪IRは、単なる観光施設にとどまらず、国際的な MICE(会議・インセンティブ旅行・国際会議・展示会)の誘致や、関西経済の活性化、さらには日本の観光立国政策の推進に大きな役割を果たすことが期待されています。