なぜFXは24時間取引できるのか? 時差が生み出すグローバルな市場

FX(外国為替)市場が24時間いつでも取引できるのは、世界にはいろんな国があって、それぞれに時差があるからです。

たとえば、日本で夜になって一息ついている頃、ヨーロッパではちょうど市場が開き始めます。そしてヨーロッパが終わるころには、アメリカが動き出し、アメリカの市場が閉まると、また日本やオーストラリアが開く…というように、地球のあちこちで市場が次々とバトンをつないでいくようなイメージです。

これによって、月曜の朝から土曜の朝まで、ほとんど止まることなく、取引が続いているのです。

それに、FXは「お金の交換」の場所なので、貿易や旅行、投資などで日々たくさんのやりとりが必要になります。だから、世界中の銀行や企業、投資家たちが、昼夜問わず活発に取引をしているわけです。

また、個人トレーダーにとっても、24時間いつでも参加できるのは、うれしいポイントです。仕事が終わった夜や、朝の静かな時間に自分のペースでチャートを見て取引できるので、忙しい人でも無理なく始められます。時間に縛られない自由さは、FXの大きな魅力のひとつなのです。