斑目貘（まだらめ ばく）は、漫画『嘘喰い』の主人公で、命がけのギャンブルを楽しむ天才ギャンブラーです。
いつもニヤニヤ笑っていて、ちょっとふざけたような態度を取ることもありますが、その裏にはとんでもなく鋭い頭脳と冷静な判断力が隠れています。
相手のウソや動揺を見抜くのがとても得意で、ピンチの中でもひょうひょうと立ち回り、誰も思いつかないような方法で勝負をひっくり返してしまいます。
しかしながら、ただの頭のいい勝負師というだけではありません。バクは自分の過去や信じるもののために、命を懸けて戦っています。
どんなに危ない場面でも、自分の信念を曲げず、恐れずに突き進む姿はとてもかっこよくて、人としての強さも感じさせてくれます。
彼の口ぐせのひとつに「俺は嘘が嫌いだ」という言葉があります。
ウソを使って戦う世界にいながら、ウソそのものが嫌いだと言い切るのは、バクが本当のことや本音を大切にしているからです。
飄々としていながら、実は熱い心を持っている。そんなギャップも彼の大きな魅力です。
知恵と強さ、そしてちょっとおちゃめな一面も持った斑目貘は、『嘘喰い』という物語の中心にふさわしい、魅力あふれる主人公です。
