仮想通貨(暗号資産)は、発行量と価値の変動によって時価総額が変わり、仮想通貨を牽引するのがビットコインです。
アメリカドルと価値が紐づいたテザーは仮想通貨の時価総額3位とかなりの上位につけていて、その期待性の高さが分かります。
他の仮想通貨と違い、純粋な実用性などのへの期待から、発行量が増えていることになるのです。
テザーの時価総額が上がっているのは実用性の高さがポイントになる
テザーの時価総額が上がるのは、それだけ発行枚数が増えていることが影響しています。
発行枚数が増えても価値が薄まってしまう可能性があるのは、仮想通貨も一般的なお金も共通しています。
しかし、テザーの場合はドルと価格が紐づけられているため、発行元の管理がしっかりとしていれば信用不安に陥る心配はありません。
テザーはドルと同じ価値であることから様々な決済に使いやすく、価値の変動の大きいビットコインなどのように、決済時と換金時に価値の差が生じにくいのがポイントです。
実際にテザーは物を購入したり、サービス利用のための入金に使える仮想通貨としてシェアを広げています。
また、社会情勢が不安定になってくると、自国外の通貨を保有し、万が一に備える人も珍しくなくなります。
仮想通貨取引所経由で購入できるテザーは売買の自由度が高く、安定的な資産としても注目されているのです。
テザーの価格が上がるかは円とドルの力関係に影響を受ける
テザーの価格は純粋に円とドルの力関係で決まります。
正確には社会情勢や政治の影響などを受けるため、日本人として見た場合、円安・ドル高が進み続ければ、ただテザーを購入して保有するだけでも価値が上がっていくことになります。
逆に円高が進む要因があれば価値は下がることになりますが、社会情勢が不安定になると資産の一部を仮想通貨に変える人もいるからこそ、状況は複雑になっています。
金利政策の差などで保有してもプラスになる可能性が低い円を、ドルやテザー、他の仮想通貨などに変える動きもあるからです。
テザーは価格が分かりやすいのも影響して、実用化が進んでいる仮想通貨の一つになるため、知名度が上がれば購入者も増え、今後も有力な資産として注目を浴び続ける可能性もあるのです。
今後も存在感を増していく可能性が高い
テザーは過去には価値を担保するための現金が、運営・開発会社にはないのではと疑問視されていました。
しかし、その不信を吹き飛ばすように時価総額を増やしていて、存在感をましている仮想通貨の一つになっています。
現実的な資産と見る層も増えていて、今後はテザーを使ったショッピングやサービスの利用はより一般的になる可能性があるのです。