テザーはドルと価値が紐づけられているため、仮想通貨(暗号資産)の中でも価格の変動が少なく、安心して保有が出来る点が魅力です。
テザーは仮想通貨取引所を経由して購入するのが一般的で、あとは取引所に預けておくか、自分のウォレットに移動させるかを選ぶことになります。
どうやれば購入できるか、どこに補完すべきかをまとめて解説していきます。
国内口座を開設後に海外取引所で購入するのが一般的
テザーは価格の変動が低いのが魅力である一方で、国内で購入することが困難です。
2023年8月末時点で国内取引所の扱いがないため、海外取引所を利用するのが一般的になっています。
まず、重要になるのが、国内取引所と海外取引所の両方の口座開設が必要であることです。
海外取引所は日本円での入金を受け付けておらず、ビットコインやイーサリアムなど、他の仮想通貨で入金を行うことが求められます。
そのため国内取引所に口座を開設して、日本円でビットコインなどを購入し、海外取引所の口座を作ってビットコインなどを入金後、テザーを購入するという手順を踏むことになるのです。
購入したテザーは海外取引所に預けておくか、自分でテザー用のウォレットを用意して保管することになります。
保管場所のメリット・デメリット
海外取引所でテザーを購入しても、自分のウォレットなどを用意して保管場所を変える人がいるのには理由があります。
仮想通貨取引所が経営破綻をしたり、セキュリティ上の脆弱性を突かれて資金が流出した場合、せっかく購入したテザーが引き出せなくなる恐れがあるからです。
新興の取引所や、法規制が緩い国の取引所を利用する場合は特に注意が必要で、リスクに備えて自分のウォレットに移動させる人もいるのです。
一方で、自分のウォレットに保管したとしても、パソコンなどがウィルスに感染していたり、不正なアクセスを受けてテザーが盗まれる可能性もゼロではありません。
不正なアクセスを受けないようにネットワークから切り離して保管する人もいますが、保管しているハードディスクなどが壊れてしまったり、紛失した場合もやはり引き出せなくなります。
一番楽なのは信頼性の高い海外取引所で購入し、そのまま預けておくことで、テザー購入前に取引所の評判を調べておくのがおすすめです。
テザーの購入は若干手間だが安定性はやはり魅力
テザーはドルと価格が紐づいている関係上、円安ドル高が進めば日本円に対して価値が上がっていくという特性も持っています。
海外取引所でなければ購入できないものの、手間に見合うだけの価値があると感じる人も多いのです。
テザーを使って買い物や入金が出来るサイトも増えていて、長期目線で投資として保有するだけでなく、実用的な仮想通貨としての魅力も高まっています。