ソーシャルゲーム(ソシャゲ)と呼ばれるジャンルのゲームがあります。
ソーシャルと付くことから、SNS(ソーシャルネットワークサービス)と関係が深そうな印象があるものの、実際はどんなゲームなのでしょう。
今回は、ソーシャルゲームとはどんなものか、スマートフォンとの関連性も含めて解説します。
ソーシャルゲームの本来の意味とは?
ソーシャルゲームとは、もともとSNS上で動くゲームとして2000年代初頭に誕生しました。
当初は、SNSで交流を図りつつ、ゲームでさらにコミュニケーションを活発化させるという目的で使われていたのです。
乱暴な言い方をすれば、SNSのおまけ的なゲームが多く、ブラウザでも遊べるシンプルなものがほとんどでした。
しかし、徐々にソーシャルゲームのユーザーも増えていき、技術の進歩によってゲームも高機能なアプリへ進化したのです。
現在はスマートフォンのゲームアプリのことを指す
ソーシャルゲームと言えば、本来はSNS上のゲームです。
しかし、現在はスマートフォン向けのゲームを示すようになりました。
つまり、SNS上で動くアプリの付属的なゲームではなく、スマートフォン向けゲーム専用のアプリといったようにゲームメインの存在として認知されるようになったのです。
実際、日本で展開しているソーシャルゲームの大手は、いずれも独自の有力なSNSを持っていない、あるいはSNSを持っていてもゲームに特化したSNSといった状況です。
このようなゲームに特化したSNSをソーシャルゲームプラットフォームと呼ぶものの、最近ではソーシャルゲームプラットフォームすら持たないゲームアプリもソーシャルゲームとして扱うようになってきました。
このように当初はSNS上で動いている一ゲームだったものが、ゲーム専用のSNSで動いているスマートフォン向けゲームへと変貌を遂げました。
さらにそのSNSすら持たないゲームもソーシャルゲームと呼ばれるようになってきているのです。
従来のゲームとの違い
従来のゲームはパソコンやゲーム機などそのゲーム専用の装置を用意しなければなりませんでした。
一方、ソーシャルゲームはネットがつながっていればプレイできるゲームがほとんどで、アプリもスマートフォンだけでなくパソコンやタブレットでも遊べるようになっています。
この対応している端末や装置の多さがソーシャルゲームが従来のゲームと決定的に異なる点です。
また、ネット環境がなくても利用できるのが従来のゲームの特徴であり、ネット環境がないとプレイできないのがソーシャルゲームの特徴です。
なお関連して、通常のスマホゲームとソーシャルゲームの違いもネット環境が挙げられます。
ネット環境がなくてもプレイできるのが通常のスマホゲーム、ネット環境がないとプレイできないのがソーシャルゲームです。