『犬夜叉』は漫画家・高橋留美子作の漫画で、小学館の漫画雑誌『週刊少年サンデー』に連載されていました。現代の平凡な中学生・日暮かごめが、15歳を迎えた誕生日に、神社でタイムスリップするところから話が始まります。かごめが、タイムスリップした先である戦国時代において、半分妖怪で半分人間という半妖の犬夜叉と知り合い、妖力のある四魂の玉探しに出掛けるという冒険活劇です。アクションシーンのなかに二人の恋愛事情も交えながら展開するストーリーで、高橋先生ならではのギャク要素も随所に感じられ、男女問わず人気のある作品です。
この作品が誕生した経緯には、高橋先生の大ヒット作品『らんま1/2』が少なからず影響を与えています。ギャグ要素の多い『らんま１/2』の作品制作に没頭し、燃え尽きてしまった高橋先生に、編集者が妖怪ものを描くことを提案したのがきっかけで、『犬夜叉』が誕生したと言われています。
