うしおととらはなぜ2度アニメ化した?OVAとテレビアニメ放映のポイント

うしおととらはなぜ2度アニメ化した?OVAとテレビアニメ放映のポイント

『うしおととら』は1990年から1996年に週刊少年サンデーで連載された大人気漫画で、地下で封印されていた妖怪を解き放ってしまった『蒼月潮(うしお)』と、妖怪との物語になります。
うしおはとらを壁に縫い留めていた獣の槍を武器に、人を害する妖怪と戦い、母を探す旅をしながら各地の妖怪と絆を深めたりします。
連載時から人気があったうしおととらは、実は連載中の1992年から1993年にかけてOVAとしてアニメ化されているのがポイントです。
2015年放映のテレビアニメは実質的に2回目のアニメ化であり、内容も大きく異なっています。

アニメ化

内容が違う理由は、OVAが連載中にアニメ化がされたことに影響を受けています。
物語が完結していない状態でのアニメ化を行った場合、原作の一部を切り取って映像化するか、オリジナル要素を詰め込むかのどちらかにならざるを得ないからです。
OVAは物語の一部を切り取って映像化したものであり、物語の完結までは描けませんでした。
2015年のテレビアニメはすでに物語完結後のアニメ化であり、物語の最初から最後まで描くことが出来ました。
こうして、うしおととらは2度アニメ化することになったのです。

目次