
「からくりサーカス」は、藤田和日郎氏によって、「週刊少年サンデー」に連載され、全42巻にもなる長編漫画です。
2018年にはアニメ化もされました。
物語は、機械仕掛けの人形「からくり人形」を巡って、人類と自動人形の戦いを描いたダークファンタジー作品です。
他人を笑わせなければ死んでしまう奇病「ゾナハ病」に患った加藤鳴海と、莫大な遺産を相続したことから命を狙われる才賀勝、そして勝を護衛する人形使いの少女しろがねの3人の主人公を軸に、人形使いの戦いや人間と自動人形との戦いなどのストーリーが展開されます。

ストーリーはー主に5編に分かれ、鳴海と勝の出会いから別れを描いたプロローグ編、つづいて勝としろがねがサーカス一座で人々と交流するサーカス編、鳴海が世界各国の自動人形との戦いを繰り広げる、からくり編、勝が黒賀村で修行し刺客と戦う、からくりサーカス編、そして最終幕である、機械仕掛けの神編につながります。
各編の間には幕間として解説役のピエロが登場し、物語全体が1つの演劇であることを象徴しています。
連載はすでに終了しましたが、数年経った今でも、不朽の名作と呼ばれ多くのファンから親しまれています。