
日本では、お金をかけてギャンブルをすることは賭博罪に抵触し、違法とされています。ただし、公営競技にお金をかけることは法律で認められています。
ところで、公営競技には色々なレースがありますが、その1つが「オートレース」です。オートレースは他の公営競技と同様なギャンブルですが、勝てる確率は理論上、他の競技より低くなっています。その理由は「控除率」にあります。
控除率とは、賭け金から控除される一定の割合のことです。簡単に言えば、同元である主催者側が徴収する「テラ銭」のようなものです。

例えば、控除率が20%の場合、10000円を購入すると2000円が引かれ、8000円が配当金に回されます。引かれた2000円は選手の賞金や運営諸経費、主催者側の収益金などに充当されます。
そして、控除率は競馬や競輪、競艇が約25%であるのに対し、オートレースは約30%になっています。つまり、オートレースは他の公営競技より5%のお金を余計に取られてしまうということです。それだけ、儲けることが難しくなります。
ちなみに、宝くじの控除率は約50%と、非常に高くなっています。