
「当たる」と評判の宝くじ売り場には、まるでパワースポットのような不思議な魅力があります。全国的に有名なのは、東京・西銀座チャンスセンターや大阪駅前第4ビル特設売場。ジャンボ宝くじの発売日には長蛇の列ができ、まるで「運」を授かるための巡礼のような光景が広がります。
売り場には福を呼ぶ招き猫や神棚が飾られ、販売員さんの笑顔も相まって、そこには確かに“幸運な空気”が漂っています。訪れるだけで前向きな気持ちになれる、そんな特別な雰囲気があるのです。

中には「左手で買うと当たる」「願いを込めて三歩下がって買う」など、ユニークなおまじないを実践する人も多数います。これらはまさに、楽しみながら運気を高める“宝くじの風習”とも言えるでしょう。
ネット購入が普及した現代でも、「やっぱりあの売り場じゃないと!」と足を運ぶ人が絶えないのは、運を引き寄せるのが単なる数字ではなく、場所や気持ち、そしてちょっとした遊び心にあるからかもしれません。
夢を買う場所が“特別な場所”であること。それも宝くじの醍醐味のひとつなのです。