ブックメーカーとは、特に欧米における賭け事の胴元を指す用語であり、ギャンブルをしたい一般の人々からお金を集め、一定額の手数料を控除した上で的中者にお金を分配することを業として行っています。大手のブックメーカーの多くは、自社の専用のサイトのみで通用する独自のポイント制を採用しており、登録者はポイントの売買を通じてオンラインのサイトやアプリを通じて賭けられるシステムとなっています。ブックメーカーが対象としているのは主に欧米のプロスポーツであり、中でも野球やバスケットボール、サッカーなどはファンの多さから賭けの対象に選ばれやすい傾向が見られます。
海外で合法的に運営を行っているブックメーカーであっても、近年ではオンライン広告などを通じて射幸心を過度に煽ったり、控除率を高額に設定したりしているところもあり、依存症者の増加など社会秩序の悪化リスクが懸念されている国もあります。また、違法的な運営を行っているブックメーカーは、売上や分配金の操作をするためにプロスポーツの選手や関係者と接触し試合の勝敗に影響を与えるような取引を持ち掛けることもあり、各国で対策の強化が望まれています。
