VRとARは、どちらも新しい体験を提供するテクノロジーですが、その仕組みと目的には明確な違いがあります。VRはバーチャルリアリティの略語で日本語では仮装現実といった意味になりますが、ユーザーを完全に仮想の世界に没入させる技術を指します。専用のヘッドセットを装着して360度の視界を得ることができる、まるで別の世界にいるかのような体験ができるのが最大の特徴そして魅力です。ゲーム・シミュレーション・教育・映画など、さまざまな分野で活用されており、リアルな感覚を楽しむことができます。
AR（拡張現実）は、現実世界にデジタル情報を重ね合わせる技術です。スマートフォンや専用デバイスを通じて、実際の風景に仮想のオブジェクトや情報が表示されます。例えば、人気ゲームの一つでもあるポケモンGOのように、現実の中でキャラクターを探したり、家具を部屋に配置したり楽しめるようになるわけです。なお、VRは仮想の世界に入ることを目的にしていますが、ARは現実を拡張することを目的にするなどの違いがあります。ただ、どちらも新しい体験を提供できる関係からさまざまな分野において大きな可能性を秘めています。
