スマートフォンのゴリラガラスって何?バージョンによる違いを解説

スマートフォンのゴリラガラスって何?バージョンによる違いを解説

ゴリラガラスとはアメリカのCorning社が開発した強化ガラスのことです。その歴史は古く、1960年にまで遡ります。当時、アメリカの軍隊では戦闘機やヘルメットのバイザーに利用する丈夫なガラスが求められていました。そこでアメリカ政府はCorning社にガラスの開発を依頼し、ゴリラガラスの元となるChemcorガラスが誕生します。
それから長い月日がたち、Appleから傷がつきにくいガラスを要望され、2007年に作られたのがゴリラガラスです。

ゴリラガラス

初代のゴリラガラス1は傷がつきにくい程度のものでしたが、バージョン2では12%もの軽量化を実現し、バージョン3では傷が広がるのを抑え、バージョン4では落下しても壊れにくくなります。
その後、2020年にリリースされたバージョン7までは落下耐性の強化が進められ、最終的に2メートルの高さから落下させても破損しないようになりました。
最新モデルのGorilla Glass Victus 2はコンクリートなどの固い物質との衝突耐性が向上しており、不意にスマホを机や道路に落としても割れにくくなっています。

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