家庭用ゲーム機のソフトはカセットからCDへの変更は大きな進展だった

ファミコンカセットの容量不足対策として生まれたPCエンジンのCDROM

1983年当時、ファミリーコンピューターで数多くのゲームを売り出していたハドソンはファミコンのカセットの容量が小さく、自分たちが作り上げたいゲームが作れないということを嘆いていました。

そこで、ハドソンは自らがゲーム機を作り上げることになり、生まれたのがPCエンジンと呼ばれるゲーム機です。PCエンジンは、CDROMを搭載したモデルが1988年に発売され、大容量のゲームソフトを数多く生み出しました。

大容量を生かして生まれたのがハドソンの天外魔境シリーズ

PCエンジンによるゲームソフトの大容量化に伴い、ハドソンが生み出した家庭用ゲームソフトというのが天外魔境シリーズになり、当時RPGゲームでありながら映画さながらの音声や映像を楽しめるという触れ込みで売り出したのです。

天外魔境は、当時豪華な声優陣をふんだんに使い、アニメーションを間に挟むことで物語性を強く印象付けるなどを行ったゲームソフトになり、CDROMという大容量のメディアをフルに生かしたゲームソフトになります。