
為替相場の影響で、値上がり・値下がりといったニュースを目にする人は多いでしょう。しかし、「そもそも為替とは何か?」と疑問に思っている人も少なくありません。為替とは何なのか、値上がり・値下がりにつながるのはなぜか紹介します。
目次
為替とは何か?
ここでの為替とは外国為替および為替市場のことです。ある通貨を別の通貨に交換する場合に、通貨同士の価格の違いを調節することが必要です。交換する時の価格の違いを、それぞれの通貨の需要と供給に合わせて決めているのが、為替相場となります。
例えば日本と米国で比較すると、米国の景気がよく、日本の景気がよくない場合には、日本の通貨は下がるため、円安ドル高です。通貨の需要が少ないと市場が判断していることになります。対して日本の景気がよくて米国の景気がよくない場合には、日本の通貨は上がり円高ドル安です。
為替相場が値上がり・値下がりにつながる理由

為替相場で通貨の価値が決められると、貿易に大きな影響が出ます。日本は海外から物を輸入することが多いため、円安になると輸入コストが高くなるため値上がりです。対して円高の場合には輸入コストが低いから、値下がりしやすくなります。