オートレースで使用されているエンジンは今現在はスズキ製のエンジンですがもともとはエンジンは自由でオートバイを製造し販売していた8社が自由にオートレースに自分たちのエンジンを提供していました。
では、なぜオートレースで使用するエンジンがスズキオンリーになったのかですが、オートレースがスズキオンリーに至るまで、オートレースで使用されていたエンジンはトライアンフというイギリスのオートバイの会社のエンジンが首位を独占していたのです。
しかし、1979年に国産エンジンが本格的にオートレース用競技用エンジンを開発すると首位はトライアンフから、フジエンジンに移り変わります。
そこから時代が進むと、今度はオートレースのエンジンに公平性が求められるようになり、競売という形でどのメーカーが競技用エンジンを提供するかという問題が上がり協議の結果スズキのエンジンに決まりすべてのレーサーがスズキのエンジンを使用することになったのです。そのうえで、さらなる公平性を重要視するために競技用エンジンに改造を加えていないかをチェックする第3者機関が生まれ現在のオートレースに至るのです。