1990年代から長寿作品として知られていた犬夜叉も56巻で完結しました。
アニメ化もされて今も根強いファンの多い同作品ですが、実は続編アニメが2019年から開始されています。
それが今回紹介する半妖の夜叉姫です。
作品の概要やあらすじについて解説しましょう。
犬夜叉とは異なった展開
犬夜叉は原作からアニメ化された作品です。
一方、半妖の夜叉姫は2020年10月からアニメ作品として登場したのが最初です。
確かに原作者の高橋留美子がキャラクターデザインをしているので、全く別の作品というわけではないものの、漫画がアニメの後に展開されています。
漫画作品についても、原作者の高橋留美子はキャラクターデザインで関わっているだけで、作者はGS美神で一世を風靡した椎名高志が担当しています。
このように従来の犬夜叉とは異なったメディア展開をしているのが特徴です。
犬夜叉の続編としてのストーリーを持つ半妖の夜叉姫
半妖の夜叉姫は、3人の女性キャラクターが主人公です。
前作の主人公である犬夜叉とヒロインの日暮かごめとの間に生まれた一人娘のもろはと、犬夜叉のライバルである殺生丸の娘であるとわとせつなです。
前作のライバル同士の娘たちが共に戦っているという危うさを持ち、しかもお互いの父がライバル同士ということを知らないことがストーリーに面白さを与えているといえるでしょう。
それぞれ簡単に紹介していきます。
まず、犬夜叉と日暮かごめの一人娘のもろはは、犬夜叉と同じいでたちの女性です。
マイペースで世渡りがうまく、なんとなく父の犬夜叉を連想させるキャラクターでもあります。
戦国時代で生活をしており、妖怪退治によって賞金を得る賞金稼ぎをしています。
次にせつなも戦国時代で活躍していました。
犬夜叉のライバルである殺生丸譲りの冷静沈着で感情をあまり表に出さない性格で、現代行った際に覚えたバイオリンを趣味にしています。
幼少のころの記憶を失っており、姉のとわを姉と認めていません。
最後のとはは、幼少のころ、森の火事からせつなと共に逃げる際彼女とはぐれ、時代樹の精霊の力で現代にタイムスリップし現代に生きています。
日暮草太(かごめの弟)の娘として日暮 とわの名前で女子中学生として生活しています。
彼女たち3人が夜叉姫と呼ばれ、多くの魔物を退治していくのが本作のストーリーです。
現代や戦国時代と舞台が移るストーリー
あらすじとしては戦国時代、とわとせつなは森で2人仲良く暮らしていたが、4歳の時に森の火事に巻き込まれ、時代樹のトンネルが開いたことで二人は離ればなれになってしまいます。
10年後再び時代樹のトンネルが開き、せつなともろはが現代にやってきたことから、ストーリーが展開されていきます。