少女漫画の領域を超えて世界中に愛された作品、美少女戦士セーラームーンの何が素晴らしかったのか?

少女漫画の領域を超えて世界中に愛された作品、美少女戦士セーラームーンの何が素晴らしかったのか?

竹内直子原作による美少女戦士セーラームーンは、なぜここまで世界中に愛されるようになったのでしょうか?
本作品の魅力について分析します。
そもそも表題のセーラームーンとは中学生の少女「月野うさぎ」が変身して戦う際の、言わばコードネームです。
その名の通りセーラー服を基調とした衣装であり、その愛らしさもあって未だコスプレの対象になっています。
主人公以外にもセーラー戦士たちが次々と増えていくのであり、最初のシリーズでは5人でした。

セーラー戦士

それぞれのキャラクターは火星や木星など、太陽系の惑星がモチーフとなっており、コスチュームのカラーもそれに合わせたものでした。
つまり「ゴレンジャー」のように特撮変身戦隊ものに近い作品なのです。
そしてそのパターンを踏襲しつつも、全員が少女たちであり、この後の変身少女ものと言われる作品に影響を与えることとなりました。
シリーズを重ねるにつれて、セーラー戦士たちは増加していきます。
個性的でタイプの違う少女百花繚乱といった体で、本作品のファンたちはそれぞれのチョイスによる「推し」を持つこととなります。
つまりキャラクターファンの細分化が、息の長い本作品の魅力とも言えるのです。

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