美少女戦士セーラームーンはタイトルの通り、美少女がたくさん登場する作品で、味方はもちろん、敵のキャラクターも女性が多い傾向です。
このような中、男性キャラクターが登場し、作中で輝くことによって作品の魅力が増しているのも事実です。
そこで今回は、セーラームーンに登場した男性キャラクターの中でも印象深い3名をピックアップして紹介しましょう。
星野光/セーラースターファイター:男性?女性?
星野光はアイドルグループ「スリーライツ」のヴォーカルを担当しているイケメン男性です。
実はこのキャラクター、原作とアニメとでは性別が異なるのです。
原作では女性で、男性の姿で芸能活動をしている設定でした。
一方、アニメでは男性キャラクターとして登場し、セーラースターファイターに変身すると女性になるという驚きの設定です。
このインパクトは多くの視聴者を唖然とさせたのではないでしょうか。
ただ、星野光は、もともと流星にまぎれて地球へやってきたキンモク星のセーラー戦士で、仕えている火球皇女を探すため、地球では男性アイドルの姿で活動していました。
宇宙人が正体なら人間の性別を変えるのは難しくないはずと思えばおかしくないといいたいところです。
しかし、それでも性別が変わってこれまでのイメージが一気に変化するのは印象深かったのではないでしょうか。
一人称が俺からアタシになるシーンは特にそう感じたはずです。
プリンス・デマンド:敵なのになぜか惹きこまれるキャラクター
2人目は、セーラー戦士たちと敵対するブラックムーン一族のリーダーです。
白い服を着た美青年で、うさぎに一目ぼれするあまりさらって換金までしてしまいます。
暗示をかけようとしたり、本当に好きなのと思ってしまうような態度を取るヤンデレキャラクターでもあります。
強引にキスしたり、傲慢な性格だったりと一部のファンからはドキドキが止まらないという意見もありました。
地場衛/タキシード仮面:なんと言ってもタキシード仮面
主人公月野うさぎの運命の恋人にして、セーラー戦士たちを支える存在がタキシード仮面です。
作品初期では敵か味方かわからない謎なキャラクターとして登場していましたが、徐々にセーラー戦士たちの味方だということが判明していきます。
作中ではセーラー戦士たちを単に支えるだけでなく、厳しく叱る姿はセーラー戦士たちにとってスポーツ漫画のコーチのような存在でした。
それに加えて、うさぎをおだんご頭と呼んでいる姿も、多くの方にとって印象深かったのではないでしょうか。
また、タキシード仮面は話が進むにつれて地球国の王子であるプリンス・エンディミオンが前世の姿であることも判明します。
そして、うさぎの前世であるプリンセス・セレニティとは禁断の恋仲で命を落としたこともセーラー戦士たちに知られることとなりました。
タキシード仮面とセーラームーン、生まれ変わって二人が結ばれることになったストーリーも作中の魅力といえるはずです。